皆さんは建売りってご存知ですか?
文字通り、すでに建設された戸建てを購入するものです。
それなら注文住宅の方が良いじゃん!って思う人も多いのではないでしょうか?
もちろんそういう面もありますが、建売りが良い面も存在するのです!!
メリット
人気のエリアで戸建てを得られる
おそらく建売り最大のメリットは、『人気のエリアに家を買える』ことです!
なかなか土地が高くて手が出せない駅近くや人気のエリアで、相場より低い金額で戸建てを持つ事ができます。
例を挙げてみましょう。
江の島や鎌倉に近い人気の湘南エリアでは土地が30坪で4000万円前後します(あくまで一例です)。そこに家を建てるお金として3000万以上かかるので、一般人にとっては恐ろしい金額が必要になりますね。。。
しかし、同じエリアに建売りの物件を購入すると、だいたい5000-6000万、安いと5000万を切る物件もあるのです。
同じ戸建てを購入するにしても、人気の土地に家を持ちたいという人には建売りがおすすめかもしれません。
人気のエリアでないにしても、注文住宅で土地と建物をそれぞれ購入するよりも、一般的に建売りの方が安く住むので、安く抑えたい方にはおすすめです!
複数戸同時に建つ
どういうこと?と思った方もいるかも知れませんが、これも案外良い点なのです。
建売りは基本的に複数家を建てることができる土地をハウスメーカー等が購入して、一気に安く家を建てて売られています。
そのためご近所さんも同時期に入居される場合がほとんどであり、新しい土地で慣れない者同士、助け合いながら生活することも可能だと考えます。
また、同世代や世代の違い方が近くに入居する可能性も高いので安心かもしれません。
※注文住宅の場合も、分譲地を購入する場合は同様のメリットがあるでしょう。
デメリット
間取りやキッチンの自由度
注文住宅とは真逆で、建売りには間取りなどの自由度はほとんどありません。
マンションでは部分的に自由度がある場合がほとんどなので、賃貸と同様に間取りやキッチンの設備を変更してもらうことは難しいと考えるのがベターです。
しかし、購入するのでその後は自由です。
リフォームでキッチンをメーカーに変更したり、、、と何でもできるという考え方もできるでしょう。
その場合は注文住宅のほうが結果的に安く済む可能性もあるので、要注意です。
狭い可能性が高い
建売りは人気のエリアの土地に家を建てた状態で売られているものですが、人気のエリアで良い土地が出てきた場合、注文住宅を建てたくて土地を探している人がすぐに購入してしまいます。本当にすぐです。
それでも残った土地に建売り物件が建てられます。では、どのような土地が残るのでしょうか。
- 狭い(20-30坪)
- 旗竿地(下図参照)
- 変形地(いわゆる正方形、長方形ではない土地)
ここに挙げた例ではいずれも建物の敷地面積は小さくなる傾向にあります。
他にもたくさん存在する土地の注意点を以下の記事で解説しています。
安全面
単刀直入に言うと、建売りは安全面に不安がある可能性があります。※あくまで可能性です
注文住宅では、家を建てる際に基礎から最後まで施主(私達家を建ててもらう人)が見に行くことができます。
当然ハウスメーカーも信用が非常に大切なので、丁寧で正確な家づくりを行い、いつ、どこを施主に見られても問題ないように心がけております。
しかし建売りの場合、ハウスメーカーが設計等を行い、家を建てるまで、顧客(家を購入する人)には一切見られません。建ててから広告に出すので、当然ですね。
ハウスメーカーは迅速に家を建ててたくさんの建売りを売るほうが利益になることも想像できますよね?
そうすると何が起こるか。
ミスを隠す可能性があるのです。
私が見せていただいた例は非常に衝撃的でした。
通常、家は基礎と呼ばれるコンクリートで作られたものに木の柱が接続されて強度を保っておりますが、その家は基礎の設計ミスで一部の柱が宙ぶらりんになっていたのです。もちろん耐震性にも問題がでてくるので、住む上では不安ですよね。
それに加えてもっと恐ろしいのは、これに気付くことができないという点です。
基礎の段階でのミスは家を建ててしまえば隠せます。
すべての建売りが危ないと言うわけではありません。
ただ、目に見えるもの(綺麗さ、広さ等)だけを信じるのではなく、本当に安全なのか、そのように少しでも疑って見ると少しは違うかもしれません。
【こんな人におすすめ】
- 人気のエリアに家を買いたい
- 費用を安く抑えたい
- すぐに戸建てがほしい