今回は注文住宅を建てるまでの流れについて焦点を当てていこうと思います。
全て読み終える頃には注文住宅を建てる際の全体の流れを理解することができているに違いありません。
今回はハウスメーカーを決めてから契約するまでの流れについてです。
注文住宅のメリットと魅力
流れについて説明する前に、注文住宅について軽くおさらいしてみましょう。
注文住宅とは『自身の決めた間取りや設備、外観に仕上げられる物件のこと』を指します。
これだけでメリットが伝わるのではないかと思いますが、デメリットも含めて以下に示します。
メリット
- 間取りの自由度
- 設備がすべて思い通りに
- 長く大切に住むことができる
- 環境負荷低減(すなわち税金も安い)
デメリット
- 時間とお金がかかる
- 人気のエリアは土地が高価
個人的にはデメリットすらも楽しむことができるよ、という人におすすめです!
よかったら、注文住宅のメリット・デメリットも見てみてください。
家を建てるまでの流れをすべて解説!
理想の住まいのイメージを描く
具体的には、どんな家にしたいかを家族と話し合うことです。
- 結婚したらこんな家に住もう
- 子供ができたらこんな家を建てよう
きっかけはどんな些細なことでも問題ありません!
皆さんの中に少なからずある『理想のお家』を現実にしたいと思った時、それが家族で話し合う絶好のタイミングです。
注意点は以下の通りです。
- 具体的でなくても良い
- 非現実的でも良い
- 予算も気にせず
とにかく意見を否定せず、理想の家の妄想を楽しむことがとても大切です。
後にハウスメーカーの営業の方と綿密に計画するので、ご安心ください(笑)
超重要!ハウスメーカーの選定
ハウスメーカーによって、できることとできないことが違うことはよくあります。
更に価格や設備のグレードなど、理想を叶えられるかどうかの運命の分かれ目とも言えるでしょう。
ハウスメーカーにはそれぞれ特徴があるので、その特徴と自分の掲げる理想の家が合致するような選び方を推奨します!
ハウスメーカーごとにどのような点が異なるのかについては、必見!ハウスメーカーの決め方大辞典で解説しているのでまだの方はぜひご覧ください!
ハウスメーカーを決める上での注意点!?
どのハウスメーカーも初めはポジティブなことばかりを全面に出し、こちらに都合が悪そうなことは後出ししてきます!
だから、とにかくなんでも質問してください!
そんなこと言われても難しいよ、、、という方のためにこんな質問して良かったという例を以下に示しておきますね。
【ハウスメーカー編】
- (営業の方)は自社で家を建てましたか?→自社への信頼がわかる
※飲食店でバイトした方が裏側を知って食べに行けなくなる(汚い等)みたいな話です。
私の場合、営業の方はまだ建てていなかったものの、会社のほとんどの人が自社で建てているという話を聞くことができました! - そのハウスメーカーの悪いところ、改善点を聞く
→的確に分析できている場合は良い営業。しどろもどろだったり、ごまかす場合は要注意!
【営業編】
- 他のお客さんの話を聞く→たくさんあれば経験豊富、信頼できる可能性UP
- 他のハウスメーカーについて聞く→良い営業ほど他のメーカーを悪く言いません。
- 自分たちの担当を外れることがあるかどうか
→営業の方の人柄で決めることも少なくないので、変わるとダメージ大&引き継ぎの手間が増えます。 - とにかくたくさん話すことで、自分たちとの相性も確認
こうして自分に合ったハウスメーカーとその営業を決めてください!
個人的にはハウスメーカーの違いも重要ですが、営業の方との相性で決めるのが良いかと思います。
※ハウスメーカーは違いはあるものの、大体やれることは同じ。
一方で営業は仕事のスムーズさなど、こちらのストレスの要因になりかねない。
上記を考慮してハウスメーカー<営業と結論付けました。
長い付き合いになるので、本当に慎重に決めてくださいね。
契約まで何をするの?
契約までの流れとしてはこのような感じです。
- 営業との信頼構築
- 希望の間取り確認(打ち合わせ数回)
- 見積もりの提示
大体この辺りを1-3ヶ月程度かけて行っていきます。
【超重要】契約前に確認しておくべき内容がありますので、こちらをご覧ください。
- 契約後の間取り修正および打ち合わせ回数
→個人的には制限あると1番しんどいなと思うのがこれです。中には3回しか間取り修正できない、みたいなハウスメーカーもあるみたいなので必ず質問してください!
(私の時は15回くらい間取り修正しました。。。) - 着工時期について
→ハウスメーカーとしては契約の次に早く着工したいというのがあります。この時期を無理やり早めてくる場合はご注意です!
契約前に着工時期をどれくらい伸ばせるか聞いておくと良いです。 - 必要なお金とそのかかり方
→一般的に大手と中小で別れるのですが、着工時と中間、最後にそれぞれ分けてお金を請求される場合があります!(この場合ローンの申し込み時に特殊な措置が必要になってくる+一括最終請求よりも手数料がかかってくるので要注意です。)
色々お伝えしましたが、私がお伝えしたいことは
『契約のタイミングを逃さない』ことです。
お金がまだ貯まっていない等のどうしようもない理由を除いて、以下の理由で約3ヶ月以内に契約を決めるのが良いと思います。
- 営業との関係性
→最初の頃は熱意を持って対応してくれますが、一向に契約する気配がないと愛想を尽かされてしまいます(優秀な営業ほど)。 - 契約前は優先度低い
→もちろん他に契約したお客さんも担当しているので、契約前は一般的にできることもやってもらえる内容もレベルが下がってしまいます。その分契約後は本気になってくれるので、営業の方が熱意のある最初の方に契約しておくと良いかもしれません。
もちろん決め切らなくても良いですが、契約時期を引き伸ばしにする場合には、明確な理由と契約時期を伝えておきましょう!
私の場合は契約はすぐにしましたが、土地を決めるまでに1年かかったので、その間非常に親身になってくださり、その後の進行がとても早かったです。
また、この段階では、他のハウスメーカーにも同時進行で通ってセカンドオピニオンするのも大事だと思います。
いざ、契約!
続いて、営業との信頼関係構築、間取りの大枠ができてきたところで契約をします。
契約時に言った言ってない論争が後々勃発すると非常に面倒なので、録音することをおすすめします!
録音は絶対にしてください!ダメって言われたらむしろ怪しむくらいでOK
必要なものは以下の通りです。
- 契約金(契約金+印紙代、大体50万)
- 実印
- 契約する決心
まず皆さんを安心させたいと思います。
契約は解除できます!
→だから私も早々に契約を決めました(印紙代の2万円は返ってこないのですが、勉強代にすればいいか、と考えて、、、)。
一般的に契約後に契約前と言ってることが違う等の不満を覚えたら契約は解除できることを覚えておきましょう(契約金は返還、印紙代は無くなる)。
なので、そこまで構えなくても問題ないと思います!
マリッジブルーのような契約前の不安も当然ありますが、数々のハウスメーカーを見てきたあなたが契約までしようと考えたのであれば、間違っていないでしょう。
続いて、契約するとできることについてです!(全てできるようになるのですが、、、)
契約後は一顧客として、満足いく家づくりに向けて二人三脚です。主に以下の2点が変化します。
- 間取りの綿密な打ち合わせ
- 土地探し(土地からの人)
毎回打ち合わせの度に新しい間取りが出てくるのは感動ですし、とても楽しいものです。
土地に関しては、頑張って探しましょう!
出会いなので、見つけたらすぐ購入する準備、判断基準を設けておくことが重要です!
こちらについても営業の方と綿密に話し合ってみてくださいね。
最後に
最後に契約までの流れと注意点についておさらいです。
契約までの流れ
- 理想の住まいをイメージ化
- 展示場を巡り、ハウスメーカーを探す
- 営業の方と関係性構築&見定め
- いざ、契約!
何度も言いますが、、、最重要ポイントは自分たちと相性の良い営業の方を見つけることです。
少しでも気になるところがある場合は担当者を変えてもらったり、違うハウスメーカーに行ってみたりしましょう。
続いて、契約時の注意点です。
- 契約時の録音は忘れずに
- 打ち合わせ回数に制限がある場合も
- その他不安要素は全部聞く
- 契約は解除できる
以上です。
少しでも参考にしていただければ幸いです。